こんにちは!ミユ(@miyuwinomics)です。
9月1日(日)に山梨県の甲府記念日ホテルで開催された「日本ワインコンクール2019 公開テイスティング」に参加してきました!
年に一度、日本ワインコンクールの受賞ワインをほぼすべて試飲できる機会とあって、山梨県での開催ながら先着400名のチケットが数日で完売してしまう人気イベントです。
今回初めて参加してきたので、イベントの様子をレポートしたいと思います。
コンクールの概要や2019年度の審査結果をまとめた記事は、こちらからどうぞ。
日本ワインコンクール公開テイスティングとは?
日本ワインコンクール公開テイスティングは、日本ワインコンクールで金賞、銀賞、銅賞に入賞したワインが一堂に会する一般消費者向けの試飲会です。毎年9月に、山梨県甲府市で開催されるのが恒例になっています。
会場は、甲府記念日ホテル(旧・甲府富士屋ホテル)。JR甲府駅からバスで15分の湯村温泉郷にある立派なホテルです。
東京から日帰り圏内ですが、温泉もありますし、JR中央本線で行くと途中で勝沼ぶどう郷に停まるので、前乗りしてワイナリー巡りを楽しむのもアリです。
公開テイスティングの参加方法
日本ワインコンクール公開テイスティングに参加するには、チケットの購入が必要です。
チケットは6000円で、先着400名の販売。
冒頭にも書きましたが、このイベントが例年人気で、チケットは7月6日にインターネットで販売開始し、12日には売り切れていました。
私は昨年買いそびれ悔しい思いをしたので、今年は販売開始当日に購入しました。
表彰式や若者向けセミナーも実施
当日の流れとしては、
- 10:00〜10:30 表彰式
- 10:30〜 公開テイスティング開始
- 11:00〜12:00 若者向けセミナー
- 15:00 公開テイスティング終了
表彰式では、金賞を受賞した10ワイナリーが表彰されました。が、私は到着が遅れ、残念ながら見ることができませんでしたT T
すっからかんです。が、厳かな雰囲気は伝わるかと。。
若者向けセミナーは、ワインの基礎知識などに関する20代・30代限定のセミナーです。セミナー代1000円で、参加者は公開テイスティングのチケットを3000円で購入できるので、30代までの人にはおトクです。
若者を優遇する意味がよくわからなかったのですが、思い返してみると、会場の年齢層がちょっと高めでした。他の日本ワインイベントでも同じように感じたことがあります。日本ワインを若い世代にも普及させるために、初心者向けのセミナーや参加しやすい価格設定が用意されているものと察します。
313銘柄の受賞ワインをテイスティング!
では、ここからは公開テイスティングの様子をレポートします。
会場の受付でチケットを見せると、ロゴ入りのテイスティンググラスとグラスホルダー、ワインリストをもらえます。
グラスは持ち帰り可。持ち帰り用のビニールも用意されていて、地味にありがたい。
会場はこんなかんじ。すごい人です。
金賞か銀賞を受賞したワイナリーがブースに並びます。
場内の各所にパンとお水、スピトゥーン(ワインを捨てる容器)が設置されています。椅子も十分にあるので、飲み疲れても安心です。
試飲は1銘柄につき1回・20ml(極甘口は10ml)まで
金賞、銀賞のワインは、各ワイナリーのブースでワイナリーの方が振る舞ってくださいます。造り手さんがブースに立っているワイナリーも多く、ワインについて質問しながら試飲を楽しめます。
試飲後、ワインリストの飲んだ銘柄の確認欄に「済」のスタンプを押します。自分で押すシステムで特に確認もされないので、「1銘柄1回」の監視としてはほとんど機能していませんが、私は自分が飲んだワインをマークするために使いました。
銅賞ワインはセルフサービスで
銅賞のワインは、ホールの壁際3面にわたってずらりと並べられていて、自分でグラスに注いで頂きます。
その数なんと210銘柄。1銘柄につき2本ずつ置かれ、なくなり次第終了となるようです。
飲んだワインをほんの一部だけ紹介
食レポは苦手なのでさらっといきます。
金賞受賞ワイン
島根ワイナリー 島根わいん 縁結 甲州 2018(甲州部門/金賞・部門最高賞・コストパフォーマンス賞/島根県)
前回記事で取り上げた島根ワイナリーさんの「縁結 甲州 2018」。部門最高賞とコストパフォーマンス賞の同時受賞。正直、これぞ甲州!という感じがしなかったのですが、ほんのり甘みがあり美味しかったです。
ちなみに、ラベル上の丸いシールが受賞シールです。お店で受賞ワインを探す際は、これが目印になります。
シャトーメルシャン 鴨居寺シラー 2017 (欧州系品種 赤部門/金賞・部門最高賞/山梨県)
山梨のシラーってあまり知らないのですが、自社畑で育てているそうです。メルシャンさんは、この他にも4銘柄が金賞を受賞し、ワイナリーあたりで最多です。金のメダルが眩しいですねー。
井筒ワイン NAC マスカットベーリーA 遅摘み(国内改良等品種 赤部門/金賞・部門最高賞/長野県)
遅摘みのぶどうといえば、糖度が高く極甘口のワインに使われるイメージがあったのですが、このワインはどっしり系の辛口でした。ベーリーA、化けるなぁ。
ウッディ・ファーム&ワイナリー シャルドネ 2018(欧州系品種 白部門/金賞/山形県)
ウッディ・ファームさん、初エントリーで金賞受賞の快挙です。樽発酵とタンク発酵をブレンドしてタンク熟成しているそうで、すっきりとしたシャルドネです。
ちなみに私はウッディ・ファームさんのソーヴィニヨン・ブランがとっても好きなのですが、そちらも銅賞を受賞しています。
銀賞受賞ワイン
白百合醸造 ロリアン 三重奏(欧州・国内改良品種等ブレンド 赤部門/銀賞・部門最高賞/山梨県)
海外のワインコンクールでの受賞歴も多い白百合醸造さん。こちらはメルロー、マスカットベーリーA、プチヴェルドーのブレンド。バランスの良いワインです。
サンクゼールワイナリー ナイアガラブラン 2018(北米系等品種 白部門/銀賞・部門最高賞/長野県)
マスカット系の濃厚なアロマ。ずっと嗅いでいたい・・・。甘口で、ワインが苦手な人にもオススメです。
月山ワイン ソレイユ・ルバン 甲州シュールリー2018(甲州部門/銀賞)
月山ワインさんは、甲州部門で2銘柄が銀賞を受賞しています。こちらのシュールリーはうちの近所で売っていてちょくちょく飲むので、個人的に嬉しい受賞ワインの1つです。
部門最高賞や気になるワインは早めの試飲がオススメ
受賞ワインは当然数に限りがありますので、人気のワインを後回しにすると、売り切れてしまう場合があります。
事前に聞いた話では、
金賞 → 銅賞 → 銀賞
の順に売り切れていくのだとか。
私はまず部門最高賞をコンプリートし、そのあとはお気に入りのワイナリーさんや気になったワインを少し巡ったあと、壁側の銅賞エリアを端からまわっていきました。
すると、お目当てワインの1つ、前述のウッディ・ファームさんのソーヴィニヨン・ブランにたどり着いたところで悲劇が。。
なんと T T
この写真を撮ったのは12時過ぎ。開始から2時間足らず・・・。
銅賞のワインは2本しか用意されていない上にセルフサービスなので、本数が多く試飲量をコントロールされている銀賞より早めに売り切れてしまんでしょうね。
この時点で終了していた銅賞ワインはこちらと他に数点程度だったと思いますが、残念。
どのイベントでも同じですが、気になるワインは早めに飲んでおくべきですね!
まとめ
「日本ワインコンクール2019 公開テイスティング」の様子をレポートしました。
国内トップクラスの日本ワインを一度に味わうことができる、貴重なイベントです。
来年参加してみたい!という方は、6月くらいに日本ワインコンクールの公式サイトをチェックすれば、情報があるんじゃないかと思います。
私もまた参加しようかなと思います。
ではまたー
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